広告 庭木

ブラシの木は植えてはいけない?後悔しない育て方と対策

ブラシの木は植えてはいけない?イメージ

庭のシンボルツリーとして、燃えるような赤や優しいピンクの独特な花の形が目を引くブラシの木(学名:Callistemon)。

そのエキゾチックで華やかな見た目に惹かれ、庭木として迎え入れたいと考える方は多いでしょう。しかし一方で、「ブラシの木は植えてはいけない」という少し気になる噂を耳にしたことはありませんか?実は、その美しい姿の裏には、知らずに安易に植えてしまうと後悔につながりかねない、いくつかの重要な特性が隠されています。

この記事では、「ブラシの木を植えてはいけない」と言われる具体的な理由を深く掘り下げるとともに、気になる寿命や失敗しない剪定の方法、縁起の良いとされる風水効果まで、あらゆる情報を網羅的に解説します。

さらに、開花時期が長い四季咲きの品種選び、省スペースで楽しむための鉢植えでの育て方、混同されがちな人気植物バンクシアとの明確な違い、そして意外な花言葉についても詳しくご紹介します。

植えてから「こんなはずじゃなかった」と頭を抱えたり、ご近所への迷惑になったりする前に、正しい知識を身につけ、ブラシの木との素敵なガーデンライフを計画しましょう。

この記事でわかること

  • ブラシの木を「植えてはいけない」と言われる成長特性やデメリットの詳細
  • 後悔しないための具体的な剪定方法や年間の基本的な育て方のコツ
  • 限られたスペースでも楽しめる鉢植えでの育成ポイントと注意点
  • 縁起や風水、意外な花言葉などブラシの木にまつわる興味深い豆知識

ブラシの木を植えてはいけないと言われる理由

ブラシの木は植えてはいけない?イメージ

ポイント

  • デメリットを知らないと後悔する可能性
  • 成長しすぎて迷惑になるケースとは
  • 適切な剪定をしないと樹形が乱れる
  • 意外と長い寿命と管理の手間

なぜ「植えてはいけない」とまで言われるのでしょうか?

それは、ブラシの木が持つパワフルな生命力と独特の成長スタイルに起因します。まずは、その背景にある具体的な理由から一つひとつ詳しく見ていきましょう。知らずに植えて後悔しないために、しっかりチェックしてくださいね。

デメリットを知らないと後悔する可能性

ブラシの木は植えてはいけない?イメージ

ブラシの木を庭に迎える際に最も注意すべき点は、そのパワフルな成長特性を深く理解せず、安易に計画なく植えてしまうことです。結論から言うと、これが「植えてはいけない」と言われる最大の理由であり、多くの人が「こんなはずではなかった」と後悔につながる最初のステップになります。

ブラシの木は非常に強健で、日本の気候にもよく適応し、驚くほど成長が旺盛な植物です。特に地植えの場合、園芸店で購入した可愛らしい苗木の姿からは想像もつかないほど、ダイナミックに大きく育つことがあります。

環境によっては1年で50cm以上も枝を伸ばすことも珍しくなく、数年で樹高が2〜3メートル、品種によってはそれ以上に達し、枝葉が大きく横に広がります。そのため、「日当たりの良い一等地だから」と安易に植えてしまうと、あっという間に他の植物のスペースを圧迫したり、家の窓を覆ってしまったりと、管理に困るケースが少なくありません。

また、美しい花を楽しんだ後には、避けられない現実が待っています。それは、地面が真っ赤な絨毯のようになるほど大量の花がらが落ちることです。この掃除の手間を想定していないと、毎年の開花時期が楽しみから一転、憂鬱なイベントになってしまう可能性もあります。特に、雨に濡れた花がらは地面に張り付き、滑りやすくなるため、玄関アプローチなどに植える際は注意が必要です。

後悔につながる主なデメリット

  • 想像を超える成長速度:数年で想定以上の大きさに育ち、周囲を圧迫する。
  • 大量の花がらの掃除:開花期には毎日多くの花がらが落ち、掃除が大きな負担になることがある。
  • 必須の剪定作業:美しい樹形と健康を保つためには、定期的な剪定が絶対に欠かせない。

このように、植える前に成長後の姿や年間を通した手入れに関するデメリットを具体的に把握しておくことが、後悔しないための最も重要なポイントです。

成長しすぎて迷惑になるケースとは

ブラシの木の旺盛な成長力は、管理を怠ると自宅の庭の問題だけにとどまらず、時として隣家や地域社会との思わぬトラブルの原因になる可能性を秘めています。特に注意が必要なのは、縦方向の高さだけでなく、コントロールが難しい横方向への枝の広がりです。

品種にもよりますが、ブラシの木は横幅が4〜5メートル、あるいはそれ以上にまで広がることがあります。敷地に十分なスペースを確保せずに植えてしまうと、成長した枝が隣家の敷地や共有の通路、公道にまではみ出してしまいます。これが「迷惑」と受け取られる典型的なケースであり、深刻なご近所トラブルに発展することもあります。

具体的な迷惑のケース

  • 隣家への越境問題
    枝葉がお隣の庭に侵入し、日当たりを悪くしたり、大切に育てている植物の上に影を落としたりする。また、落ち葉や花がらが隣家の雨樋を詰まらせる原因になることも。
  • 通行の妨げと危険
    道路や歩道にはみ出した枝が、歩行者や自転車、自動車の通行を邪魔してしまう。特に、角地などではドライバーの視界を遮り、交通事故を誘発する危険性も指摘されます。
  • 景観と衛生の問題
    大量に落ちた花がらが共有スペースや道路を汚し、地域の景観を損ねる。また、虫が集まる原因になることも。

このような事態を避けるためには、植え付けの段階で将来の最大成長サイズを考慮し、境界線や道路から最低でも2〜3メートルは離して植えるなどの配慮が不可欠です。もしスペースに限りがある場合は、後述する鉢植えでの栽培や、比較的コンパクトに育つ品種を選ぶことを強くおすすめします。

【豆知識】越境した枝は勝手に切れる?

以前は、隣の土地から越境してきた木の枝を勝手に切り取ることはできませんでした。しかし、2023年4月1日に施行された改正民法(第233条)により、木の所有者に切除を催告したにもかかわらず相当の期間内に切除されない場合など、一定の条件下では土地の所有者が自ら枝を切り取れるようになりました。(出典:法務省「隣地の竹木が越境してきたときのルールが変わります」)
ルールが変わったとはいえ、ご近所との良好な関係を維持するためにも、自分の庭木が迷惑をかけないよう適切に管理することが大前提です。

適切な剪定をしないと樹形が乱れる

ブラシの木は植えてはいけない?イメージ

ブラシの木は、適切な剪定を定期的に行わないと、独特の成長の仕方によって、次第にバランスの悪い、まとまりのない樹形になってしまいます。生命力が強いため枯れることは稀ですが、放置するといわゆる「頭でっかち」な暴れた姿になりがちで、せっかくの魅力が半減してしまいます。

その最大の理由は、ブラシの木が持つユニークな成長サイクルにあります。花は、その年に春から伸びた新しい枝の先端に咲きます。そして重要なのが、花が終わった後、その花の先端部分からさらに新しい枝が伸びて成長を続けるという特性です。これを毎年繰り返すことで、枝がどんどん間延びして長くなり、木の重心が上部や外側に偏っていきます。結果として、枝が自重でだらしなく垂れ下がり、内部はスカスカなのに外側だけが葉で茂る、といったアンバランスな印象を与えてしまうのです。

美しい樹形を長年維持し、翌年の花付きを良くするためにも、花が終わった直後に行う剪定が非常に重要になります。これは単なる見栄えの問題だけでなく、木の健康を保つ上でも不可欠な作業です。

剪定の基本と応用ポイント

  • 最適な時期
    基本は花が完全に咲き終わった直後です。これにより、翌年の花芽が形成される前に作業を終えることができます。もし時期を逃した場合、落葉期(日本ではあまり明確ではないですが、冬の成長が緩慢な時期)に軽い剪定も可能ですが、花芽を切り落とすリスクが高まるため注意が必要です。
  • 基本的な切り方
    咲き終わった花がらの2〜3節下で切り戻します。これにより、切った部分のすぐ下から新しい元気な枝が複数伸び、翌年そこにたくさんの花をつけます。
  • 健康維持のための剪定
    切り戻しと同時に、①内側に向かって伸びる枝(内向枝)、②他の枝と交差している枝(交差枝)、③枯れている枝(枯れ枝)を根元から切り落とします。これにより、木全体の風通しと日当たりが劇的に改善し、病害虫の発生を抑制できます。
greenlife
greenlife
剪定を怠ると、見た目が悪くなるだけでなく、内部の風通しが悪化してカイガラムシなどの病害虫の温床になりかねません。「毎年必ず一手間かける」という覚悟を持って付き合うことが、ブラシの木を美しく保つ秘訣です。

意外と長い寿命と管理の手間

ブラシの木は非常に丈夫で、深刻な病害虫の被害も受けにくく、一度庭にしっかりと根付いてしまえば、環境さえ合えば数十年単位で成長し続ける、比較的長い寿命を持つ樹木です。これは、シンボルツリーとして長く楽しめるという大きなメリットである一方、見方を変えれば「長期間にわたる継続的な管理責任が伴う」という覚悟が必要になることを意味します。

「植えてはいけない」という慎重な意見の背景には、しばしばこの長期的な視点の欠如があります。植え付けた最初の数年は、成長を見るのが楽しく、手入れもそれほど苦にならないかもしれません。しかし、10年、20年と時が経つうちに、木は大きく、幹は太くなり、剪定作業も脚立が必要な大がかりなものへと変化していきます。その管理が、年々負担になってくる可能性があるのです。

特に考慮すべきは、ご自身のライフプランや家族のライフスタイルの変化です。例えば、子供が独立して家を離れたり、自分自身が高齢になって体力が落ちたりすることで、これまでのように庭の手入れが難しくなることも十分に考えられます。そのため、「この先何十年も、責任を持ってこの木の面倒を見続けられるか?」という視点を持って、植えるかどうかを冷静に判断することが非常に大切です。

greenlife
greenlife
もし長期的な管理に少しでも不安がある場合は、無理に地植えにこだわらず、鉢植えで楽しむ、あるいは比較的成長が緩やかでコンパクトな品種を選ぶといった選択が、後悔しないための賢明な判断と言えるでしょう。

「ブラシの木を植えてはいけない」は誤解?対策と知識

ブラシの木は植えてはいけない?イメージ

ポイント

  • 基本的な育て方と管理のポイント
  • 小さく育てるなら鉢植えがおすすめ
  • 四季咲き品種を選んで長く楽しむ
  • ブラシの木とバンクシアの違いを知ろう
  • 縁起が良い?ブラシの木の風水効果
  • 意外なブラシの木の花言葉とは

ここまでデメリットや注意点をお伝えしてきましたが、これらは全て対策可能です。ブラシの木の特性を正しく理解し、適切な管理さえすれば、これほど庭を華やかに彩ってくれる魅力的な庭木は他にありません。

ここからは、後悔しないための具体的な育て方や、知っているとさらに愛着が湧く豆知識をご紹介します!

基本的な育て方と管理のポイント

ブラシの木は、いくつかの基本的なポイントさえ押さえれば、園芸初心者でも安心して育てられるほど丈夫な花木です。原産地であるオーストラリアの気候をイメージすると分かりやすいですが、高温や乾燥には非常に強い性質を持っています。

栽培成功の最大の鍵は、「燦々と降り注ぐ日光」と「抜群の水はけ」この2点に尽きます。日照不足は花付きが極端に悪くなる直接的な原因になるため、建物の陰にならない、できるだけ一日中よく日が当たる南向きの場所が理想的です。また、根が常に湿っている状態を嫌うため、水はけの良い土壌に植えることが極めて重要です。もしお庭が水はけの悪い粘土質の場合は、植え穴を大きめに掘り、腐葉土やパーライト、川砂などを混ぜ込んでしっかりと土壌改良を行ってから植え付けましょう。

ブラシの木 年間栽培カレンダー
作業 適期 詳細とポイント
植え付け 4月〜9月 根が活動的になる春か、気候が安定する秋が最適。酷暑の真夏は避けるのが無難です。根鉢を崩さず、深植えにならないように注意します。
水やり 通年 地植え:植え付け後、根付くまでの1〜2年は土が乾いたら与えますが、その後は基本的に降雨まかせでOK。真夏に何週間も雨が降らない場合のみ、朝か夕方にたっぷりと与えます。
鉢植え:土の表面が完全に乾いたことを確認してから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと。水のやりすぎは根腐れの原因になるため、受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。冬は成長が鈍るので、さらに水やりの頻度を減らします。
肥料 2月・3月 基本的に多くの肥料は必要ありません。与えすぎはかえって木を弱らせます。
地植え:2月頃に「寒肥(かんごえ)」として、ゆっくり効く有機質肥料(鶏ふんや油かすなど)を株元の周りに数か所穴を掘って埋めます。
鉢植え:3月の新芽が動き出す頃に、緩効性化成肥料を株元に置きます。
剪定 花後すぐ 最も重要な作業です。花が終わったら、花がらの下で切り戻します。詳しくは前述の「適切な剪定をしないと樹形が乱れる」の項を参照してください。

病害虫の心配はほとんどありませんが、風通しが悪いとまれにカイガラムシが発生することがあります。剪定を適切に行い、風が通り抜ける健康な状態を保つことが一番の予防策になります。

小さく育てるなら鉢植えがおすすめ

ブラシの木は植えてはいけない?イメージ

「ブラシの木を庭のアクセントにしたいけれど、大きなスペースはない」「将来的な管理を考えると地植えは少し不安」——。そんなお悩みを持つ方にとって、鉢植えでの栽培は最も現実的で、かつ最適な解決策と言えるでしょう。鉢という限られた空間で根の成長範囲を物理的に制限することで、地植えのように手に負えなくなるほど大きくならず、樹高や枝葉の広がりをコンパクトに管理することが可能です。

鉢植えで育てる計り知れないメリット

  • 徹底したサイズ管理
    樹高を1〜1.5m程度に抑えることができ、ベランダや玄関先といった限られたスペースでもシンボルツリーとして楽しめます。
  • レイアウトの自由度
    季節や気分に合わせて、日当たりの良い場所へ気軽に移動できます。台風が接近する際には、安全な屋内や軒下に避難させるといった柔軟な対応も可能です。
  • 確実な冬越し
    一般的な品種は関東以西であれば屋外での冬越しが可能ですが、寒冷地や特に冷え込みの厳しい地域では防寒対策が必要です。鉢植えであれば、冬期間は霜の当たらない軒下や、明るい室内、玄関などに移動させることで、寒さによるダメージから確実に守ることができます。

もちろん、鉢植えならではの注意点も存在します。地植えに比べて土の量が少ないため乾燥しやすく、特に気温が高く日差しの強い夏場の水切れには細心の注意が必要です。土の表面が乾いたら、鉢底から水が勢いよく流れ出るまでたっぷりと与えるのが基本です。

また、2〜3年に一度は根が鉢の中でいっぱいになる「根詰まり」を防ぐために、一回り大きな鉢への植え替え作業が必須となります。この植え替えの際に、古い土を少し落とし、傷んだ根を整理することで、木がリフレッシュして元気に成長を続けてくれます。

greenlife
greenlife
用土は、何よりも水はけの良さが重要です。市販の高品質な花木用培養土を使用するのが最も手軽で確実です。もし自分で配合する場合は、赤玉土(中粒)6:腐葉土3:パーライト1程度の割合で混ぜ合わせた土がおすすめです。

四季咲き品種を選んで長く楽しむ

ブラシの木と一言で言っても、世界には30種以上が存在し、長年の育種によって実に様々な園芸品種が生み出されています。その性質は、樹形、花色、耐寒性、そして特に重要な開花時期に至るまで多岐にわたります。一般的なブラシの木(スペキオスス種など)は、主に5月〜6月頃に一斉に咲く「一季咲き」ですが、品種を選べば、もっと長い期間、その美しい花を楽しむことが可能です。

もし、庭をできるだけ長く華やかに彩りたいのであれば、年に複数回開花する「二季咲き」や、春から秋にかけて不定期に咲き続ける「四季咲き(返り咲き)」と呼ばれる性質を持つ品種を選ぶのが断然おすすめです。これらの品種を選べば、初夏のメインシーズンだけでなく、夏や秋にも美しいブラシ状の花が咲き、庭を訪れる人々を何度も楽しませてくれます。

開花期で選ぶ!代表的な人気品種

品種名 開花期タイプ 主な特徴
スペキオスス
(C. speciosus)
一季咲き 最もポピュラーな原種の一つ。5〜6月に開花。比較的寒さに強く、丈夫で育てやすい庭木の定番。
ドーソンリバー 二季咲き 鮮やかな真紅の花が美しい人気品種。主に初夏と秋の2回、見頃を迎える。樹形はやや枝垂れるように育つ。
ピンクシャンパン 四季咲き性 名前の通り、優しく淡いピンク色の花を咲かせる。春から秋にかけて次々と開花し、長期間楽しめる。シンボルツリーとして非常に人気が高い。
スプレンデンス 四季咲き性 「素晴らしい」という意味の名を持つ品種。厳冬期を除いてほぼ一年中、不定期に赤い花を咲かせ続ける。非常に開花期の長い優良品種。
greenlife
greenlife
これらの品種情報は、園芸店のラベルやオンラインストアの商品説明で確認できます。購入する際には、ぜひ品種名やその特性をよく確認して、ご自身のライフスタイルや庭のイメージにぴったりの一本を選んでみてくださいね。四季咲き性のある品種なら、庭が華やぐ期間がぐっと長くなり、満足度も格段にアップしますよ。

ブラシの木とバンクシアの違いを知ろう

ブラシの木は植えてはいけない?イメージ

近年人気が高まっているオージープランツ(オーストラリア原産の植物)の中でも、ブラシの木としばしば混同されたり、比較されたりする植物に「バンクシア」があります。どちらもボトルブラシのようなユニークな形状の花を咲かせるため、園芸に詳しくない方から見れば似ていると感じるかもしれません。しかし、植物学的には全く異なる科に属しており、花の構造から葉の形、育て方まで多くの点で違いがある別の植物です。

この違いを正確に知っておくことで、それぞれの魅力をより深く理解でき、ご自身の庭のスタイルに合わせた的確な植物選びが可能になります。両者の主な違いを、下の比較表で詳しく見てみましょう。

【比較表】ブラシの木(カリステモン)とバンクシアの主な違い
項目 ブラシの木 (Callistemon) バンクシア (Banksia)
分類(科名) フトモモ科 (Myrtaceae) ヤマモガシ科 (Proteaceae)
花の見た目と質感 細長い雄しべが放射状に無数に伸び、柔らかくフワフワとしたブラシのように見える。色彩も鮮やか。 多数の小さな花が密集して花序を形成し、硬質で重厚感のある、まるで彫刻のようなブラシ。ドライフラワーにも向く。
葉の特徴 細長くしなやかな柳のような葉(披針形)が多い。触り心地も比較的柔らかい。 ギザギザとした硬い鋸歯(きょし)があり、レザーのような質感の葉を持つ品種が多い。非常に個性的。
実のつき方 花が終わった後の枝に、硬い粒状の木質の実が直接こびりつくように付着し、数年間そのまま残る。 花が終わった軸(松ぼっくりのような芯)に、硬い木質の果実が埋め込まれたような、非常に特徴的でグロテスクともいえる姿になる。

簡単にイメージで表現するならば、「柔らかく華やかで、親しみやすい優等生」がブラシの木、対して「硬質で野性的、唯一無二の個性を放つアーティスト」がバンクシア、といったところでしょうか。ブラシの木の方が日本の高温多湿な気候にも比較的強く、育てやすい傾向にあります。どちらも非常に魅力的ですが、性質や庭に与える印象が大きく異なるため、購入の際は名前をしっかりと確認することが大切です。

縁起が良い?ブラシの木の風水効果

ブラシの木は植えてはいけない?イメージ

ブラシの木は、その見た目の華やかさや力強い生命力、そして縁起の良い名前から、古くから風水において運気を高めるポジティブな力を持つ植物として知られています。庭木として植えることで、家全体に良いエネルギーをもたらすと考えられているのです。

その最大の理由は、和名である「金宝樹(きんぽうじゅ)」という非常に縁起の良い名前にあります。文字通り「金の宝の樹」と読めることから、財産や富、幸運を家庭に呼び込むとされ、特に金運アップのシンボルとして親しまれています。

この縁起の良さは、花の姿そのものにも由来しています。真っ赤に燃えるような情熱的な花の無数の雄しべ、その先端には金色の花粉が付いており、これがまるで「金のなる木」や「宝が集まる様子」を連想させます。さらに、原産地オーストラリアで頻発する山火事にあっても、固い実が熱ではじけて種子を飛ばし、焼け跡からいち早く芽吹いて子孫を残すそのたくましい生命力から、逆境に強く、家が末永く栄える力を持つシンボルツリーとしても考えられています。

植える方角でさらに運気アップ!

風水では、特定の植物を特定の方角に配置することで、その効果を最大限に引き出せると考えられています。

  • 西に植える(金運・財運)
    風水で「金」の気を持つとされる西の方角に「金宝樹」を植えることは、金運や財運を強力に引き寄せるための最も効果的な配置とされています。商売繁盛を願う方にもおすすめです。
  • 東や南に植える(活力・人気・成功)
    一日の始まりである太陽が昇る東は「木」の気を持ち、仕事運や発展を象徴します。また、太陽が最も高くなる南は「火」の気を持ち、人気や名声、創造性を司ります。ブラシの木の燃えるような赤い花が持つ「火」のエネルギーが、これらの運気を刺激し、持ち主に活力や成功へのパワーを与えてくれると言われています。

科学的な根拠とは別に、こうした古くからの言い伝えや考え方を取り入れて、願いを込めて植える場所を決めてみるのも、ガーデニングの楽しみ方の一つかもしれません。

意外なブラシの木の花言葉とは

燃えるような真紅の花を無数に咲かせるブラシの木には、その情熱的な見た目にぴったりの、恋にまつわる花言葉が多くつけられています。しかしその一方で、花の儚い性質に由来する、少し意外で切ない意味も持ち合わせているのがこの花木の奥深い魅力です。

最も代表的で広く知られている花言葉は「恋の炎」「恋の火」です。これは説明するまでもなく、遠くからでも一目でそれと分かる真っ赤な花の姿が、激しく燃え上がる恋の情熱やときめきを完璧に表現していることに由来します。好きな人への熱い気持ちを伝えたい時、アレンジメントやブーケに一本加えるだけで、非常にメッセージ性の強い贈り物となるでしょう。

ブラシの木の持つ多彩な花言葉

  • 恋の炎、恋の火
    最もポピュラーな花言葉。情熱的な花の見た目そのものから。
  • はかない恋
    少し意外なこの花言葉は、花の構造に由来します。実は、私たちが花びらだと思っている赤いブラシの部分は無数の雄しべであり、本来の花びら(花弁)は非常に小さく、開花後すぐにハラハラと散ってしまうことから、その儚い様子を恋になぞらえています。
  • 素直な気持ち
    まっすぐに、正直に四方八方へと伸びる雄しべの姿が、飾らないストレートな心を象徴しているとされています。
  • 気取る心
    鮮やかな色彩の花が、まるでおしゃれをしてパーティーに出かける前の、少し気取った華やかな女性の姿に見えることから。

このように、一つの植物が「燃え上がる情熱」と「儚さ」という、ある意味で対照的な意味合いを同時に持っているのが非常に興味深い点です。これは、恋というものが持つ、華やかさとその裏にある切なさや繊細さの両面を見事に表現しているのかもしれません。

「ブラシの木 植えてはいけない」は対策次第

この記事では、「ブラシの木は植えてはいけない」という言葉の真意、つまりそのパワフルな成長特性に起因するデメリットから、それを乗り越えて魅力を最大限に引き出すための具体的な対策や知識までを、多角的に詳しく解説しました。

最終的には、ブラシの木が持つポテンシャルと、ご自身の管理能力やライフプランを天秤にかけ、賢く付き合っていくことが何よりも大切です。最後に、この記事の重要なポイントをリストで振り返りましょう。

  • 「植えてはいけない」の主な理由は旺盛すぎる成長力にある
  • 成長後のサイズを考えずに植えると隣家や道路に迷惑をかける可能性がある
  • 越境した枝は法改正で切れる場合もあるがトラブルの元なので管理が前提
  • 美しい樹形を保つには花後の剪定が毎年必須の作業となる
  • 寿命が数十年と長く長期的な管理計画が不可欠
  • 対策の基本は十分な日当たりと抜群の水はけを確保すること
  • スペースに限りがあるなら鉢植えでコンパクトに育てるのが最善策
  • 鉢植え栽培は夏場の水切れと2~3年ごとの植え替えに注意する
  • 品種を選べば春だけでなく秋にも咲く二季咲きや四季咲きも楽しめる
  • ブラシの木(フトモモ科)とバンクシア(ヤマモガシ科)は全く別の植物
  • 和名は「金宝樹」といい風水では金運アップの象徴とされる
  • 西に植えると金運、東や南は活力アップの効果が期待される
  • 花言葉は「恋の炎」という情熱的な意味と「はかない恋」という繊細な意味を併せ持つ
  • 育て方のポイントさえ押さえれば病害虫にも強く初心者でも管理は難しくない
  • 最終的にはデメリットを理解し対策できるかが植えるかどうかの判断の鍵となる

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

greenlife

過去に植物を枯らした経験から「もう失敗したくない…」と思い、信頼できる育て方の情報だけをまとめています。一緒にグリーンライフを楽しみましょう!

-庭木